2022-05-22

福島県南相馬市で犬猫のごはんの相談ができるお店

hanamocoを立ち上げて今年で2年目、実店舗を構えて1年目になります。

正直、これほど多くの飼い主さんにhanamocoを知っていただけるとは思っておりませんでした。

南相馬市にお住まいの飼い主さんに知っていただければ十分と思ってはじめた事業なので、まさか全国の飼い主さんとご縁ができるとは…自分でもびっくりです。SNSって本当にすごいなと感じます。

今日は、もっと南相馬市の飼い主さんにhanamocoを知っていただきたく、久しぶりにブログを書くことにいたしました。

ご来店いただいたお客様やご近所の方、そして地元の事業者さんたちのおかげでどんどん認知されてきていますが、まだまだご存知ない方も多いのでPRしてみようと思います!

南相馬市で唯一、犬猫のお食事についてじっくり相談ができるお店

病気や治療の専門は動物病院、被毛のお手入れなどの専門はトリミングサロン、しつけやマナーなどの専門はドッグレーナーさん…といったように、hanamocoは犬猫のごはんに特化した南相馬市で唯一の「犬猫のごはん専門店」です。

ペットフードや手作り食、薬膳や栄養学まで、幅広くご相談いただけるのがhanamocoの強みになります。

最近は

「いつも仙台や郡山まで行っていたので本当に助かります!」
「いつもネットで購入していたものがここで買えるのでうれしいです!」

とお喜びの声をいただくことも増えました。

hanamocoを見つけていただき、ありがとうございます^^

こんなお悩みがあればぜひhanamocoへ

病気を抱えていたり治療中だったり、あるいは何かしら気になる症状がある場合、そんな時はまず最初に動物病院へご相談ください。市内には3つの動物病院がございます。

とくに動物病院へ行くほどでもない場合、たとえばこんなお悩みがある場合はぜひhanamocoを思い出していただければ幸いです。

  • どんなフードがうちの子に合っているのか分からない。
  • 今のフードに切り替えたら体重が増えた/落ちた。
  • なかなか体重が増えない/減らない(病院で異常なしと言われている)。
  • ごはんの量が合っているのか分からない。
  • ごはんをなかなか食べてくれない…。
  • フードを変えるたびに軟便(または下痢)をする。
  • よく吐き戻しをする。
  • トッピングの量や具材がよく分からない。
  • シニア期に入ったのでごはんを見直したい。
  • 手作りごはんについて知りたい。
  • 涙やけがなかなか改善されない。など

これらのお悩みは「食事」に原因があるように思えますが、 実は飼い主さんの考え方、犬猫への向き合い方をちょっと変えるだけで解決できるものもあります。 

すぐフードを変えたり、すぐサプリメントを買い足したり、すぐ目新しい商品へ飛びついたり…なんてことをしなくても、解決できるお悩みはたくさんあることをぜひ知っていただきたいです。

実際、オープン以来当店に通い続け、その中でワンちゃんのお食事のお悩みを解決されてきた飼い主さんが一定数いらっしゃいます(現在進行形の方もたくさんおられます)。

時間をかけてじっくりご相談されたい場合は有料カウンセリングをおすすめいたしますが、そうじゃない場合はぜひ当店へお気軽にお越しいただき、犬猫のお食事のお悩みをご相談ください。

何度もお話をすることで解決できるお悩み、結構たくさんあります。

PCやスマホと睨めっこして解決するのも良いと思いますが、直接会話を持つことで絡まっていた紐がほどけることもたくさんあると思います。

「行ったら何か買わなければならないんじゃないか…」

とプレッシャーを感じていただかなくても大丈夫ですよ^^

今抱えているお食事や商品のお悩みが少しでも解決できるのなら、hanamocoはよろこんでサポートいたします。

南相馬市の動物福祉・動物愛護精神を向上させたい

当店はもともと、南相馬市で暮らす飼い主さんの食と健康への意識向上、そして犬猫たちとの豊かな暮らしをサポートしたくて始めたお店です。

その理由として、2011年に起きた東日本大震災と、福島原発避難地域に取り残されてしまった動物たちのことが背景にあります。

これについてお話しすると1ページでは足りなくなってしまうので、また別の機会にぜひお話させてください。

hanamocoの拠点に南相馬市を選んだ理由

「犬猫のごはん屋(ペットフード店)」をただオープンするだけなら、恐らくここ南相馬市を選ばなかったでしょう。

南相馬市は私が生まれ育った町ではあるけれども、お店を構えるだけならもっと動物福祉や動物愛護が進んでいる地域を選択したことと思います。

なぜなら、その方がお店の売り上げに繋がりやすいからです。

犬猫の食事と健康に関心の高い飼い主さんが多く住んでいる地域にお店を構えれば、それだけ売り上げに繋がりやすくなります。

だけど私は、敢えて南相馬市を選択。

動物業界に携わる知人たちからは「南相馬は手強いよ~」とよく言わるほど、南相馬市でhanamocoのような事業を立ち上げるのはなかなかリスキーです。

それでも私は「南相馬市の動物福祉や動物愛護精神を向上させるためにこの町で事業を始めたい!」という気持ちが勝っていました。

南相馬市で犬猫のごはん屋を立ち上げ、食の大切さを通してこの町の動物福祉と動物愛護精神を向上させていきたい。その気持ちがものすごく強かったのです。それは今も変わりません。

おかげさまで同志にも出会い、同じ考えをお持ちの飼い主さんがたくさん集まるようになりました。

当店のホームページや口コミを通してご来店される飼い主さんが日に日に増えていることは本当にうれしく、感謝の気持ちでいっぱいでございます。

改めまして、いつもありがとうございます。

なぜ「食」なのか?

一時は、保護活動に力を入れることも視野に入れていました。

しかし、猫を平気で捨ててしまう人、劣悪な環境で犬猫を育てている人、犬猫の生態に合った食事を与えることができていない飼い主さんが南相馬市にはまだまだ多いのが現状です。

「まずはどうやったら、目の前にいる犬猫の命の大切さに気付くことができるか?」を悶々と考えて辿り着いた答えが、食事だったんですね。

現代社会において、親が愛情を込めて用意したバランスのいいごはんを食べてきた子どもは、心豊かでやさしい大人へと成長する印象が私にはあります(もちろん食事だけではありません)。

たとえ加工食品やインスタント食品が食卓に並ぶ日があっても、それは全然いいのです。神経質になるほどストイックになるのは心にも体にも良くありません。

大切なのは、 毎日食べるもので我が子の性格も体も健康状態も変わるんだという意識を、親が「愛」を持ってたのしく考えられるかどうか。 

それは人間の親子みならず、犬猫と飼い主さんの関係にも同じことが言えます。

目の前にいる犬猫の食事の大切さに気付くと、今までとは違った愛情が芽生えます。本当に不思議なもので、より一層、愛おしくなります。

愛おしい感情は、飼育放棄防止や遺棄防止、ネグレクト対策にも繋がります。病気になったら保健所へ連れていく、どこかに捨ててくる…といった行為にも繋がりにくくなると私は考えております。

ただし、行き過ぎた愛情は、過保護で歪んだ行為に繋がる恐れもあるので何事もほどほどが大事です。

過保護は良くないですが、何も考えなさすぎるのも「5つの自由」の観点からも好ましいことではないと私は思っています。

「5つの自由」とは?
1965年、イギリスのブランベル委員会の発足とともにスタートした、動物の権利を定義するための最も総合的な取り組みのひとつです。家畜の劣悪な飼育管理を改善させ、家畜の福祉を確保させるために、その基本として「5つの自由」が定められました。 現在は家畜のみならず、犬や猫を含むペット動物、実験動物など、あらゆる人間の飼育下にある動物の福祉の基本として世界中で認められています。(参考:公益社団法人 日本動物福祉協会「動物福祉とは」

ドラッグストアやホームセンターは相談に乗ってくれない

価格が安く、自分のお買い物ついでにペットフードも購入できる大変便利なドラッグストアやホームセンター。

キロ単位数百円という破格すぎるペットフードから、安全性が懸念される合成添加物をたっぷり使ったペットフードまで幅広く販売されており、もはやその種類は大型ペットショップ並みです。

私は、そのような場所でペットフードを購入されることに決して否定はしません。

経済的な事情から、できるだけ安いペットフードじゃないと飼育が難しいご家庭もおありでしょう。

私がここでお伝えしたいのは、 何か特別な事情がない限りは、犬猫のごはんを買う時はできるだけアフターフォローのあるペットフード専門店や動物病院を利用してほしいということです。 

ドラッグストアやホームセンターは確かに便利です。

いろんなポイントも付くし、割引だってあるし、とにかくリーズナブルなので、そのような場所でペットフードを買い続けたくなるお気持ちも分かります。

でも、ドラッグストアやホームセンターの店員さんはペットフードについての相談は乗ってくれません。犬猫に関する知識を持つ店員さんすらいないお店がほとんどでしょう。

知識ある店員さんが在籍しており、相談に乗ってくれるホームセンターも全国の一部には存在します。が、残念ながら南相馬市には今のところございません。

なので、 病気になってはじめて食事の大切さに気付く飼い主さんが、ここ南相馬市にはとても多いのです。 「飼い主さんがどうのこうの~」ではなく、食の大切さに気付くための環境が整っていないことが最大の原因なのです。

犬猫の食事についてじっくり相談できるお店が南相馬市になかったこと。これが南相馬市で犬猫のごはん屋を始めることにした一番の理由になります。

犬猫が病気になる前にぜひhanamocoへご相談を

犬猫が病気になってから初めて食事の大切にさに気づくのではなく、もっと早い段階で小さなお悩みを解決していきましょう。

飼い主さんには、ご自身が飼っている犬猫の食事を適正に管理する義務があります。

人間の飼育下にいる犬猫たちは、私たち飼い主が選んだものしか口にすることができません。私たちのように、自由に食べるものを選ぶこともできなければ、言葉で痛みや不満を表現することもできません。

だからこそもっと彼らに寄り添い、向き合い、彼らが今必要としている食事を見極める力を養っていただきたいなと思っております。

「ワンちゃんや猫ちゃんも食事が大切だよね!」

そう思って実行していただける飼い主さんを、ここ南相馬市にも増やしていきたいです。それが私の現在の目標になります。

SNSやインターネットでいろいろ調べものする前に、まずはhanamocoへお越しください。

誤った情報や偏った情報に埋もれてしまうと、そこから抜け出すのが本当に大変です。hanamocoと一緒に犬猫のお食事をたのしく管理していきましょう!

同業者のみなさまへ

ここまで読んでくださった同業者のみなさまへ、hanamocoからお願いがあります。

hanamocoを南相馬市で立ち上げるにあたり、本当にいろんな想いと苦労がございました。まだまだ発展途上ではありますが、私にできることをここ南相馬市でコツコツと日々実行しております。

そこで、代表の愛原からお願いがございます。

どうか、hanamocoのやり方や独自に行っているサービス、私が時間をかけて見つけ、やっとの思いで契約をしたお取引先様や商品(またはラインナップ)等の取り扱いを真似しないでいただけますでしょうか。

「参考にする」と「真似する」は意味が異なります。

もし当店を参考にされているのであれば、一言お声がけいただけると大変うれしいです。同業者の横つながりは大切にしていきたいと思っております。

私は、同業者と競い合う同業者、そして一人勝ちしようとする同業者を一番苦手としています。

当店のお客様やお取引様に対し、SNSを通してそれとなくアプローチする行為もどうかおやめください。

hanamocoのやり方を真似するということは、ここ南相馬市の動物福祉・動物愛護精神を良くしていきたい私の想いを妨害するのと同じ行為です。

当店の計画や、南相馬市で暮らす動物と飼い主さんたちの明るい未来をつくり上げていくためにも、どうか温かく見守っていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

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